年月を重ねた彫刻欄間が美しい。洋室となった茶の間にもなじんでいる。

 元宮町リノベーション 二間続きの和室のあるお家をリノベーションしました。

太い梁は見せ梁としてそのまま活用。新築時には出せない味わいがある。

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元宮町リノベーション

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名古屋市内の住宅地で受け継いだ建物をリノベーションしました
断熱の性能向上と室内を自然素材仕上げに変え、無垢の床材や
珪藻土の塗壁、天井は板張りなどで新築と同じ居心地にしました。
耐震に配慮して壁は極力残した上で、暮らしやすくなるように
部屋の使い方を変えることで、以前は不便だった部分を解消。
好きなものに囲まれたシンプルで上質も似合うお家になりました。

■面積

1F床面積: 95.23m²(28.77坪)

2F床面積: 51.34m²(15.51坪)

総床面積: 146.57m²(44.28坪)


 
広々とした玄関ホールはフラッシュクリーンと杉の仕上げ。自然素材で心地よく。

造り付けの下駄箱と壁を取り外して広々とした玄関ホールは明るく気持ちよい

庭と縁側からはいる自然光の心地よい和室。もともとある雪見障子を張り替えて、明るくなった和室から望む庭
 
庭と縁側からはいる自然光の心地よい和室。
欄間はそのままに、襖はフラッシュ扉に変えて和風感を抑えた設えに。
VL45が灯るダイニング

もともとは台所隣にある和室だった

もともとは台所となりにある和室の居間だった

部屋の使い方を見直して、生まれ変わったダイニング

勾配天井は板張りで仕上げた

もともとの台所は配置を変えずにタフなキッチンに入れ替えた

キッチンのドアには自由に出入りできる猫ドア付き
キッチンのドアには自由に出入りできる猫ドア付き
自然素材は大らかだ。新しい木、年月を超えて使われてきた木、どちらも馴染み古家具の味わいも似合う。

自然素材は大らかだ。新しい木、年月を超えて使われてきた木、どちらも馴染む。だからこそ古家具がの味わいが似合う。

洋室は応接間の雰囲気を残しながらリノベーション

洋室は、ドアと木の壁、照明器具もそのまま使いました
現場調査にうかがったとき、お客様と話して、残したいものはそのまま利用することにしました

 

応接間のドアとして使用されていただけあって、重厚感のあるドア。

木製ドアはオイルで塗装しなおして、さらに味わいが増しました。今では手に入りません。
 

明るく風通しの良い、気持ちの良い洗濯室
廊下ホールにあるスリット階段は既存住宅にあったものを再塗装して利用
廊下ホールにあるスリット階段は、位置も変更せずに再塗装しました
今からの経年変化も楽しみですね
 
子ども部屋はもともとの収納扉をとり、真鍮のハンガーパイプを設置した。
二階の個室は、押入を取り外して天井をつなげてひと部屋に。
ドアもオリジナルで真鍮の取っ手にラワンのオイル塗装でナチュラルに。
 

0.75坪のコンパクトなお風呂を1坪サイズに広げて、念願の広いお風呂に作り変えました
 

珪藻土の壁はフラッシュクリーンを採用。水はねが気になる部位には板ばりとした。
名古屋市内、住宅街の角地にある築40年のお家をリノベーション
板塀は杉板にくすみカラーを塗装し真鍮ビスをとめたもの

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